傷をつけない思いやり

  • 投稿 : 2009 年 1 月 31 日

今朝の朝日新聞で、落合恵子さんが「他人を傷つけまいとする気持ちというのは、実は、自分が傷つけらることを恐れている意識と表裏一体なのではないか」といった内容のエッセイを書かれていました。

「傷つけない」あるいは「傷つける」という言葉は、それ自体がマイナスの気に満ちた言葉です。私が「傷」と聞いて真っ先に頭に思い浮かべるのは血と痛み。痛ましい場面を即座にイメージさせる言葉ですから、傷を相手に負わせている自分、そして同じように自分も傷つくのではないかという恐れが、とてもリアルなものとなって心を占拠してしまうのです。

相手を傷つけまいとする、自分が傷つくまいとする。同じような行為を、言葉を変えて言ってみるとたちまちその様相が変わります。「傷」を「思いやり」という言葉に言い換えてみるのです。同じような意味なのに、ガラっとイメージが変わります。そこには、マイナスのイメージはなく、むしろプラスのイメージだけが広がります。人間関係は考え方ひとつなんですね。

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